おばあちゃんへ

四日前は気付きませんでしたが、今日おじいちゃんのお葬式をするにあたって手紙をおくれることに気付いたので 書いています。(一週間で二人の親族がいなくなってしまうとは⋯)
まずは一月五日の朝、早く気付いてあげられずごめんなさい。
もう少し早く気付けていれば┅ という後悔の念が止むことはないと思います。
またもっとちゃんと話を聞いておけば、他の人の目なんて気にせずもっと話かけておけば┅ という様々な後悔も忘れることはありません。
しかし おばあちゃんが生きているとき、私にくれた言葉を考えると、 ずっと落ち込んでいるのは良くないな、と思います。
今年こそ五月で任期があける前に生徒会長になるにあたってかかげた公約を 達成できるように、そして来年は受験で合格を勝ちとり名のある大学へ 進学できますよう努力する所存です。
では八十年ほどたったら会いに行きますのでしばらく待っていてください。


                                        瑠那より

 

まえへ もどる つぎへ