おじいちゃんへ

最後のおじいちゃんからのプレセントは昨日までの寒さも忘れる程のとてもあたたかく、
気持ちの良い真っ青な青空と日差しでした。英語の先生でいつもまじめなおじいちゃんを
ずっとみてたから沙織里も勉強も読書も大好きになったよ。本当は立派に大学卒業して、
結婚式に出るまで生きててほしかったけどこれからは天国から見守ってて下さい。
勉強の話をすると涙を流して喜んでくれたおじいちゃんの顔はずっと沙織里の心の中にいます。
二年後には東大の大学院に合格して、ガンについて研究して、沢山の人の命を救いたいです。
日本人で女性化学者第1号のノーベル賞を取るから楽しみにしててね。
今まで二十年間有難う。沙織里は頑張るから安心して天国でゆっくり休んでね。

二0一一年三月十九日     沙織里

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