おばあちゃんへ

物心つく前の幼少期から大人になっても長い間本当にお世話になりました。
おばあちゃんの家族の中で一番かわいがってもらったのに、その御恩を返すことのできないまま旅立ってしまったことが心残りです。せめて最後はちゃんとお別れしようと心に決めていたのに火葬をするとなったときにトラウマが起きてしまってお別れを前に心配をかけてしまっただろうと思っています。本当ならもっと温かくさようならを伝えたかったです。生きているうちにもっとたくさん会いに行けばよかった、様々な理由をつけておばあちゃんに会わなかったことを心から後悔しています。何があっても見捨てることなく美味しいご飯と温かいお風呂を用意してくれて、それでいて本当の親のように面倒を見てくれたことで大人になることができました。これからはおばあちゃんがたくさんしてくれたことを返せるように自分のことを見つめなおして立派な社会人になれるように心を入れ替えたいです。棺にいれた私の描いた絵を天国でゆっくり見てください。絵に込めた花は「藤:やさしさ」「勿忘草:忘れない・誠の愛」「椿:控えめなやさしさ・理想の愛・完全な愛」です。家族皆に優しいおばあちゃんに似合う花を選びました。
おばあちゃんのことが大好きです。ゆっくり休んでください。

                                     由香より

 

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