−マンションの設備方式−
建築後、20〜30年たったマンションは最近のものと電気、給排水、給排気設備の方式が大きく異なっています。今回はその頃の電気や給排水設備に関する特徴を各年代ごとに紹介します。リフォームを検討する場合には設備方式を理解しておくことも重要です。

《昭和40年〜50年前半》

《昭和50年後半〜60年代》


電気設備

この頃電気容量は15〜20アンペア程度でした。また、コンクリートの床に直接配線させている場合があるので、リフォームの時の作業に支障が出る場合があります。

電気容量は30アンペアが標準的でした。コンセントは各部屋2箇所、クーラー設置可能な部屋が2箇所になりました。一部に夜間電力の有効利用のため電気温水器が普及しました。


給排水設備
共用部分にあたる給配水管のパイプスペースが狭かったり、浴室の配水管が下の階の天井に隠れている場合もあるので詳細な点検が必要です。

コンクリート床にじかにカーペットなどを敷く直床工法が多くなり、その影響で水周りだけ配管処理が可能なように二重床にしたマンションが多くなりました。この工法はメンテナンスしやすく、リフォームするのに合理的です。特に昭和60年代のマンションは、共用部分のパイプスペースが完全に外部化され、専有部分と共用部分が明確に分離されました。


給排気設備

湯沸器で浴室、キッチンなどの給湯を行う方式が主流だったので、各戸から煙突式の給排気が行われていました。当時建てられたマンションは設備設計の重要性の認識が薄かったこともあり、リフォーム工事を行う場合は設備機器の交換や改修時でのトラブルに注意が必要です。

開放廊下型のマンションの普及により外部へ直接排気が出来る方法が主流になりました。