「マイナスイオン」について
     どのくらい知っていますか?


最近何かと耳にする「マイナスイオン」。
今ではブームとなっていて「マイナスイオン」と聞くだけで、体にいいモノと反射的に思ってしまいますよね。
しかし一体どの様なもので、どの様な効果があるのか、あなたは知っていますか。

マイナスイオンって?

イオンとは1/1000mmの電気を帯びた微粒子で、そのうちプラスの電気を帯びているものをプラスイオン、マイナスの電気を帯びているものをマイナスイオンと言いますが、この呼び方は日本だけで、学術的には「負イオン」「陰イオン」が一般的です。
これらは主に地球内部から出る微量の放射線・地球の彼方からやってくる宇宙線・世界中どこかで発生している落現象により、空気に対して電離という現象を起こして発生しています。さらに滝のように岩などに水が激しくぶつかり微細な水滴が飛び散る所では、水滴はプラスに周囲の空気はマイナスに帯電するので、マイナスイオンの多い環境が作り出されます。
このイオンのバランスはいつも中性の状態が保たれているわけではなく、OA機器に囲まれたオフィスでは電気によりマイナスイオンが相殺され、タバコの煙が立ち込めるところ、大気の汚染されたところなどではホコリやチリに吸着され、プラスイオンが増加しマイナスイオンが不足している状態になります。こうした状態のとき人体に様々な影響が起こります。軽いものでは不眠・吐き気・頭痛・めまい・イライラなどといった不快な症状ですが、大気汚染の場合にはさらにひどく肺がん・気管支ぜんそくなどきわめて有害な病気にも発展します。
マイナスイオンはどうして体にいいの?

詳しいメカニズムははっきりと分かっていませんが、生態に対する効果、例えば森林浴効果で心身をリラックスさせたり、細胞の老化を防いだり、様々な病気の症状を軽減したり、治癒したりする効果が実験で確かめられています。
人間は、細胞の新陳代謝によって生命を維持しているほかに、呼吸を通して自然界に存在しているイオンを摂取しています。摂取されたイオンは、細胞へ運ばれ、細胞膜を介してイオン交換が行われます。イオン交換とは細胞内の老廃物や炭酸ガスを出して、必要な酸素や栄養素を取り入れるシステムです。ですからマイナスイオンの多い空気は、人体の酸化物をアルカリ性に中和して、細胞内に酸素と栄養素を吸収しやすくするのです。しかも老廃物を排出しやすくして細胞を活性化します。つまり、人体の生理作用を快調にするとともに、人間が本来持っている自然治癒力を高める働きがあるのです。
マイナスイオンの効用は?

快眠
酸化した体内が還元され、興奮した神経も休まりグッスリ眠れます。快眠によりストレス暖和、疲労感の軽減など副交感神経活性の働きを助けます。
精神安定
精神安定に作用し免疫力を高めるベータ・エンドルフィンを活性化させ、病気に打ち勝つ力を与えます。
鎮痛・ストレスの暖和
自律神経のバランスをとり、プラスイオンの影響による不眠・慢性疲労・頭痛・腰痛・肩凝り・神経痛などの症状を和らげます
血液の浄化
プラスイオンは血液を酸性にかえ万病のもとになりますが、マイナスイオンは酸性血液を中和し、抵抗力のある弱アルカリ性の健全な血液に変えます。
マイナスイオンはどのくらい発生してるの?

測定場所
マイナスイオン発生基準値
(個/CC)
交差点
0〜20
一般オフィス
50〜80
一般家庭
50〜100
森林
1500〜2500
公園の噴水
2000〜2500
滝周辺
3000〜5000

生体に対してどのくらいのマイナスイオンが必要なのかという点については最も重要な事でありながら、生体に個人差があること、環境に影響を受けること、健康な人の場合と疾患を持った人などによって異なってくる為今ひとつはっきりと分かっていないのが現状です。
参考として、古い研究報告データを確認すると、マイナスイオンを治療で使った場合その大半がおおよそ1,000〜500,000(個/cu)の範囲に分布している事が分かりました。

マイナスイオンの製品について

現在では様々なマイナスイオン製品が販売されていますが、いずれも空気中にマイナスイオンを発生させるもので発生量は製品によって異なります。家庭用エアコンについては、ほぼすべてのメーカーがマイナスイオン発生器を搭載するようになりました。
主なもので、金属電極を用いて放電させるもの・水を粉砕させるもの・紫外線を利用するもの・天然鉱石を用いるものなどが挙げられます。
製品群としては多岐にわたっており、純粋にマイナスイオンを発生することを目的としたマイナスイオン発生器や、付加的にマイナスイオン発生機能を持たせたエアコン、ドライヤーをはじめとする電化製品、その他衣類・寝具などがあります。
このようなマイナスイオン商品は健康にいいという事でブームになっていますが、一方日本生活協同組合連合会は発生方法のタイプ別に極めて慎重な姿勢を打ち出しています。

「水破砕型」レジオネラ菌対策が十分な製品だけを「加湿器」として取り扱う「放電型」はオゾンの発生量を確認し、環境基準を超える恐れがある場合は取り扱わない・放射性鉱石を応用した「放射線方」の寝具などは、微量であっても被爆について慎重な見方があるために取り扱わない。さらに、宝石の一種でマイナスイオン効果のあると言われるトルマリン製品については「科学的根拠がない」として取り扱わない。
といったことです。
こういった方針の元、メーカーも安全性についてはデータがあるとの事です。

まだ未知な部分がたくさんある「マイナスイオン」。
しかし、万病のもととなる様々な原因を除去してくれる力があるのは確かなようです。
自然の中で深呼吸するとなぜだか爽やかな気持ちになり、心も体も軽くなる、そんな気がするのは医学的にも証明されるのです。
忙しい毎日に追われ、自然に触れることを忘れているあなた、せめて今日は、公園の噴水のそばで、気の合う友だちとゆっくり昼食をとってみてはいかがですか。

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