グルコサミンといえば「重い荷物を持つと腰が痛い」「足が痛くて膝が痛くて階段の上り下りがつらい」といった節々の悩みをお持ちの方から、今大変注目を集めている成分。グルコサミンは、糖の一種、グルコースにアミノ酸がついた代表的なアミノ糖の一種。カニやエビなどの甲殻類の殻に多く含まれている成分で、人間の体内にも元からあるものです。

 グルコサミンは、普段の食事から採った栄養をもとに体内で生成されます。しかし年齢を重ねると、その生成量が減少し、グルコサミン不足になり、すり減った軟骨を再生する能力が衰えて、あのいやな膝や肘の痛みが生じるのです。

 ひとくちに関節痛といっても原因はさまざま。加齢によるものだけでなく、関節の使い過ぎや肥満による関節への負担、筋肉の衰え、ケガなどが引き金となって関節の軟骨がすり減ってしまうのです。

 関節にある骨の先端を覆っている軟骨は、さまざまな動きにあわせて、衝撃をやわらげるクッションのような働きをもち、関節を滑らかにするとても大切な部分です。はじめのうちは痛みもなく、「疲れやすい」「こわばる」といったあまり気に留めないような症状です。それが、軟骨がすり減って、骨同士がぶつかり合うようになると、膝や腰を曲げたり伸ばしたりするたびに痛みが生じるようになるのです。

 最近の研究で、グルコサミンが効果的に働くためにコンドロイチンという成分を一緒に摂取することが有効であるということがわかってきました。健康な軟骨は、65〜80%もの水分を貯え、弾力を保ったり、関節の動きをスムーズにしています。その働きをするのが、コンドロイチンです。コンドロイチンは頭髪用のクシのような形をしていて、その隙間にたくさんの水分を貯えています。
 つまり、グルコサミンによって作り出された軟骨に、コンドロイチンが水分を与えて弾力を保っているというわけです。この2つの成分は、健康な関節のためには、欠かせない栄養素なのです。

 私たちの身体をつくる細胞は毎日の新陳代謝で絶えず生まれ変わっています。それは、関節も同じこと。しかし、新陳代謝が乱れると軟骨成分の生成が追いつかなくなり、すり減ってしまいます。特に冬には、血行が悪化してホルモンバランスが崩れ、新陳代謝が乱れがちになり、それが原因で痛みが生じることがあります。そのため、予防のためにも、まず軽い運動や身体を動かすことを日常の生活の中で取り入れていくことがよいでしょう。運動により、筋力のアップで関節が安定し、軟骨への負担も少なくなります。また、肥満の予防にも役立ちます。

 グルコサミン、コンドロイチンを含む健康食品は多数販売されており、どれを選んだらよいか迷ってしまいます。
 そんな中で、グルコサミン・コンドロイチンと並んで注目を集めているのが、天然のアスピリン(痛み止め)と言われる西洋ヤナギの木から摂れた「西洋ヤナギエキス」という成分。鎮痛作用に優れていて、節々の痛みの緩和に働きかけてくれます。ほかにも、美容成分でおなじみのコラーゲンもグルコサミンとの相性が良いといいます。特に、II型コラーゲンが関節のケアに効果的です。
 このような成分を踏まえつつ、グルコサミンの働きを助ける相乗効果をもった成分が配合された健康食品で普段の食事に加えた健康管理をしていきたい。



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