マンション管理の基礎知識

<マンションの屋外環境施設(3) 路上駐車抑制施設>

近年、自動車の保有率増加により、駐車場に入りきらない車が路上駐車の形でマンション敷地内の道路を占有していることが多く、大きな問題となっています。

◆路上駐車に起因するトラブル
・道路の見通しが悪くなり子供の飛び出し事故が発生する。
・ゴミ収集車の作業、緊急車両の通行などに支障をきたす。
・歩道などへの乗り上げ、路肩の占拠などによって歩行者の通行に支障をきたす。
・縁石などの工作物の破損、芝生や低木などの植物の損傷。

◆対策
(1) 駐車抑制施設例

道路構造をかえる

芝生地・歩道
乗り上げ防止
縁石ブロック
ガードレールなど柵類
プランター
幅を狭める 縁石ブロック・柵類グリーンベルト・
並木・中央分離帯
道路を閉鎖する アプローチ道路 可動式車止め
ハンプ(道路を凸形にする)
重量式車止め、プランター
幹線・補助幹線
    ▲ ロボットゲート
マンションの出入口部に設置して、
敷地内に入ることのできる車両を制限する。
道路標識を設置する 駐禁標識 私設駐禁標識
注意書き看板
ゼブラゾーン

(2) 駐車抑制活動例
基礎的な調査 実態調査 路駐実態調査・保有量調査・
近傍駐車場調査・増設可能地調査
路駐対策会議
路駐対策アンケート調査 路駐対策意識、
方法についての賛否調査
活動 広報・ビラはり 日常的な意識の譲成
交通安全キャンペーン 子供の飛び出し事故などの危険性を訴える
消防・救急キャンペーン 非常時の生命の危険性を訴える
パトロール 違反者へ直接注意する

効果が表れたといっても一時的なものに過ぎない場合もあります。最終的に実効を得るには駐車場の設置(増設)および近隣の駐車場の確保が最良の方策です。
路上駐車の問題は入居者一人一人のモラルの観点からも解決していかなければならないでしょう。