マンション管理の基礎知識

<マンションの屋外環境施設(1) 道路・通路>

年月の経過は、マンションの屋外施設に劣化や損傷、破損など、様々な影響を与えます。適切な措置を講じないと傷みが進行し、環境の悪化や事故の原因にもなります。
定期的に点検調査を行い、こまめに手入れや修繕を行うことにより、各施設を長持ちさせることができます。
各屋外環境施設の種類ごとに劣化の現象や症状とその影響について説明していきます。

◆通路
ひび割れ
表面が狭く深い溝状の亀裂をさし、線状のものと網目状のものとがあります。底部に達しない局部的な割れ方から、底部に達する全面的なひび割れへ進行します。
表面の劣化
コンクリート骨材とセメントの接着性が消滅し、骨材がはがれる状態をさします。汚れて黒ずみ、表面風化が進むと厚みが減って強度が落ち、滑りやすくなります。
段差
舗装面どうしまたは側溝などに生じた上下の食い違いをさします。歩行者や自転車、乳母車などが通りにくく、転倒の原因となります。
水や土砂の溜り
舗装面の窪み、勾配不良または側溝など施設不良による水・土砂の溜りは、歩行者の妨げになるだけでなく、舗装体へ水が浸透し、舗装構造脆弱化(ぜいじゃくか)をひきおこします。

◆道路
ポットポール
舗装表面の局部的な小穴をさします。水の侵入と車の荷重によって穴が広がり、自動車(特に二輪車)の走行の妨げになります。
ひび割れ
線状ひび割れ、亀甲ひび割れ、稲妻状ひび割れなどがあり、舗装の耐久性に直接影響します。

表面の劣化
アスファルト混合物の骨材とアスファルトの接着性が消滅し骨材がボロボロになる状態を指します。車の停止距離が長くなり安全を妨げるだけでなく、アスファルトの表面が剥離する危険もあります。
表面剥離
塗装表面がはがれた状態は運転手の快適な走行を妨げ、疲労を増大させ、安全性の低下を招きます。
構造物との段差
構造物(U型側溝や雨水桝など)の取り付け部分や、地下埋設物などに沿って生じる凹凸は、段差がひどくなると雨水が溜まりやすくなり舗装面を傷めるほか、車のハンドル操作に悪影響を及ぼし、事故の原因となります。

アスファルト道路については、傷んだ箇所を除き、部分的に舗装する「パッチング」という方法があります。

アスファルト鋪装の修繕方法
(パッチング




補修する範囲