花月 ベンケイソウ科
「カネノナル木」の愛称で親しまれ、昔からどこの家にもあるような花月も、ちょっと仕立てを変えるだけでこんなにもおしゃれに。よく日に当てて肥料をしっかりあげていれば花を咲かせますし、日陰にも耐えるうれしい植物です。
●コーディネートのポイント/個性的なフォルムの植物は、デザインされた雑貨を飾るような感覚で楽しめます。
Photo Toshinori Irie
グリーンネックレス キク科
コロコロとかわいいグリーンネックレスは差し芽で簡単に増やすことができます。伸びてきた先端を土の上に置いておくと、そこから再び根を張り、生長してくれます。日光にたっぷりと当て、乾燥ぎみに育てましょう。
●コーディネートのポイント/ひとつだけ飾るのではなく、同じものを連続させるのも空間演出のテクニックです。
Photo Toshinori Irie
もっと詳しく知りたい方は…
季刊「マイガーデン」2004年早春号(インドアグリーン特集・1100円)をご覧ください。
問/マルモ出版(TEL 03-3496-7046、www.marumo-p.co.jp


 
 家に帰ってホッとくつろぐ瞬間、目に映る緑はその安らぎを一層深いものにしてくれます。
お部屋の中で、一緒に暮らす植物だから、「好き」という理由で選ぶのもひとつの方法。そのうえさらに、お部屋のインテリアに合った植物選びをすれば、素敵な空間演出が可能になります。
今回、グリーンコーディネートと植物解説をしてくださったグリーン・ワイズの今野芳枝さんは「インテリアグリーンのコーディネートは『空間との調和』がポイントです」と、いいます。葉の大きさ、色、形、全体のフォルムと、植物の個性はそれぞれ。その中から、インテリアの一部を選ぶような感覚で、植物を選びます。例えばスタイリッシュな家具にはシャープなフォルムの植物を、暖色系の家具には温かいトーンの葉を持つ植物を合わせる、というように。
そうしてグリーンをひと鉢添えるだけで、これまでのリビングが、よりフレッシュな空間に様変わりすることでしょう。


 
 植物本来の生育環境と違う室内では「気が付いたら枯らしてしまっていた」という経験が、誰でも一度はあるのではないでしょうか。
「1日1回はかならず植物の様子を見てあげてほしいですね。水が切れていないか、虫がついていないか。虫がつくときって、ほんの数日気を抜いただけで大量に発生してしまうんです」と、今野さん。毎日ほんのわずかな時間でも「元気かな?」と気にかけてあげるのは、ペットに対する気持ちと同じだといいます。
「日々の生活のなかで、ある日小さなかわいい新芽をつけていたり、水をあげたら葉っぱがシャキっと元気になったり、というような植物が見せてくれる小さな変化を発見すると、『物』にはない大きな喜びを感じるんです」
スタイリッシュさの提案のなかにも植物と触れあうことで生まれる楽しさや心地よさを感じてもらいたい。今野さんの言葉にはそんな思いが込められています。

ダイニングテーブルの上に飾るなら、対面する人との視線を遮らないようコンパクトにまとまったフォルムの植物がおすすめです。食事をする場所は、できるだけ清潔に保ちたいもの。古葉をパラパラと落とす植物は避けましょう。
ジャボチカバ フトモモ科(奥)
ペペロミア コショウ科(手前)

ジャボチカバは小さな花とブドウのような甘くておいしい実をつける楽しい植物です。ペペロミアは日陰にも強く、日なたでは株にボリュームが出ます。
●コーディネートのポイント/ウォルナットの暖かい色の家具に合わせて、温かみのある植物をセレクト。ジャボチカバの柔らかい枝振りは雑木のような雰囲気。ペペロミアはグリーンに黄色の斑が入った明るい色のものを合わせました。
Photo Toshinori Irie
サンセベリア リュウケツジュ科

縦のラインを強調したフォルムのサンセベリアはシャープなインテリアに合わせるのに最適。乾燥ぎみに育てます。
●コーディネートのポイント/シャープなインテリアには植物も器もシャープな印象のものを合わせると全体が引き締まって見えます。器の色や質感はインテリアとのコーディネートにはとても大切。そのうえ植物よりも高価な場合があるので、より慎重に選びます。
Photo Toshinori Irie

くつろぎの場に好みの植物があると、いっそう心が安らぎます。リビングルームは家の中のもっとも環境のよい場所にあることが多いので、どんな植物にも比較的過ごしやすい空間。ソファサイドに、ぜひお気に入りのシンボルツリーを飾ってみては?
ユッカ リュウゼツラン科

別名「青年の木」。お日様が大好きなので日なたの場所がおすすめですが、ある程度耐陰性もある、心強い植物です。
●コーディネートのポイント/ダークなイメージの空間に男性的な印象の、フォルムのはっきりとした植物を合わせました。重心を低めに持ってくると、安定感が出ます。
Photo Toshinori Irie
コンシンネ リュウケツジュ科(奥左)
セローム サトイモ科(奥中)
ペペロミア
コショウ科(奥中・下)
テーブルヤシ ヤシ科(奥右)


テーブルヤシは日陰の場所に置いておくと、葉がきれいに育ちます。強い日差しに当てると葉焼けの心配があるので気を付けましょう。
●コーディネートのポイント/葉の形や姿がまったく違う数種類の植物を同じ形の器に入れて飾れば、統一感を出しながらも動きのある印象になります。
Photo Toshinori Irie


グリーン・ワイズ
スプラウト

グリーン・ワイズ ブラッサムの姉妹店。テーブルサイズのインテリアグリーンと切り花を中心に、旬の花と緑を取りそろえています。
東京都世田谷区玉川3-17-1
玉川高島屋S・C南館B1階
TEL. 03-3700-8700
Photo Toshinori Irie
グリーン・ワイズ
ブラッサム
花と緑に囲まれた素敵な生活を提案するグリーン・ワイズのショップ。インドアからガーデンまで相談に応じてくれます。
東京都世田谷区玉川3-17-1
玉川高島屋S・C南館6階
TEL. 03-3700-8728
Photo Toshinori Irie
タイムアンドスタイル ホーム
シンプルでスタイリッシュな家具を扱うインテリアショップ。グリーン・ワイズとの協同プロデュースによりグリーンのある室内空間が提案されています。インドアグリーンコーナーもあります。
東京都目黒区八雲3-23-20 TEL. 03-5731-7023
www.timeandstyle.com
Photo Toshinori Irie


月刊ウェンディ186号より編集・転載