秋が終わり、彩の少ない季節に華やぎを与えてくれるのはシクラメンに代表される冬の鉢花です。木枯らしが街路樹の葉を落とすころ、色鮮やかな花を次々に咲かせてくれます。今回は最も人気の高いシクラメン、ポインセチアの上手な栽培管理の方法について説明します。



地中海沿岸原産で、原種は20種ほどが知られています。現在では品種改良が進み多くの品種が流通しています。

苗の入手:園芸店などの店頭には開花株が並んでいるのが一般的です。こうした開花株は温室などで栽培されているので、購入後すぐに戸外の冷たい風に当たるような場所に置くことは避け、温室の条件に近い室内から徐々に温度の低い場所に移すようにします。

置き場所:室内での理想的な場所は、1日に1〜2時間は日光にあたり、夜間の温度が10℃以下にならず、昼間の最高気温が20℃ぐらいまでの温度が確保できる場所が良いとされています。

水やり:底面給水方式で鉢底に皿が付いている場合や鉢底に水がたまるようになっている場合は、深さの3分の2くらいまで水を入れておき、皿の水がなくなる前に足してやります。万が一乾かしすぎた場合は鉢土の表面からたっぷりと水を与えますが、このとき球根の上部や葉に直接水が当たらないように注意します。

肥料:購入株は出荷前に充分な肥料が与えてあるためしばらくの間は肥料を与える必要がありません。3〜4週間様子を見て、外側の葉が黄化してきたら市販の液体肥料を3000倍程度に薄め水やりの代わりに与えてやります。

株の手入れ:花がらや枯れた葉は、灰色かび病の原因となるのでこまめに取り除きます。また葉が込み合ってくると花芽の育ちが悪くなるので葉が外側に向くように中央部の葉を外側の葉に絡ませるようにして株の中心がすくようにします。






 

メキシコ西部原産。1892年アメリカ人ポインセットにより発見され、その後ヨーロッパに導入されたのが始まり。現在では赤色以外にも白、ピンク、マーブルなど様々な色合いの苞を持つ品種が流通しています。

苗の入手:園芸店などで購入する場合、「新鮮で勢いがあり、葉が垂れ下がっていない」、「葉の裏側に害虫がいない」、「苞がすれていない」、「株にしまりがあり乱れていない」の4つのポイントに注意して株を選びます。

置き場所:ポインセチアの生育適温は18〜28℃と比較的高い温度でよく生育します。また日光を好む植物なので、日当たりのよい窓辺に置きます。昼間は15℃以上、夜間は8℃以下にならないよう心がけます。

水やり:葉と苞が少し垂れ始めたときに、鉢底から水が流れ落ちるまでしっかり与えます。少々乾かしぎみに管理するのが長持ちをさせるコツのようです。

肥料:シクラメン同様、購入時には肥料を与える必要がありません。その後、下葉が黄化してきたら液体肥料を水やりのときに与えます。ポインセチアは日当たりの悪い場所でも下葉の黄化が見られるので必ず日当たりのよい場所で管理します。

病害虫:ポインセチアにはオンシツコナジラミがよくつきます。購入株についていなければ問題ありませんが、発生が見られた場合は市販の殺虫剤で防除します。また、根ぐされ病が発生しやすいので過剰な水やりは避けましょう。

 


home < lifestyle < flowerlife top