春一番に黄金色の花を咲かせるフクジュソウは新年を祝う花として、また春の訪れを知らせる花として古くから愛されてきました。お正月には松竹梅との寄せ植えや鉢物が多く出回ります。しかしこれらは根を切りつめて小さな鉢に植えてある場合が多いので、このまま放っておいたのでは翌年の開花は望めません。植え替えて来春も花を咲かせましょう。
植え替えの時期
植え替えの適期は10月ですが、お正月用の鉢植えにしたものは、花後3月上旬までに植え替えます。
鉢の大きさと用土
フクジュソウは意外に根が長いので、8号程度の大きな鉢に植えつけますが、正月用の鉢植えの場合は根が切りつめてあるので、6号程度の鉢を用います。底にゴロ土を敷き、保水性が良く通気性のある用土(赤玉中粒と腐葉土の混合土など)で根だけが隠れるように植え込みます。このとき、これから伸びようとする新しい葉を傷つけないよう細心の注意を払います。
フクジュソウ

置き場所
正月に楽しんだ場合は、花後から霜の心配がなくなるころまでは、日当たりがよく霜が降らない場所に置き、ニンジンのように細かく切れ込んだ葉が伸びてきたら、日除けをします。落葉広葉樹の下は理想的な置き場所です。
施肥
地上部がある期間は3カ月程度と短いので、葉がある間は効果的に肥料を与えます。ただし濃い肥料を一度にやるのはよくありません。2週間に1度のペースで薄い液肥を施します。
掘り上げた状態
水やり
夏は地上部がなく、存在感がなくなりますが、地下部は生きているので、鉢土の表面が乾いたら水をしっかりやるという基本を忘れないように気をつけます。

鉢植えの場合は、毎年10月に植え替えますが、このとき掘り上げた株にふっくらとした大きな芽があれば栽培は成功です。広島市周辺の自然条件下では、2月下旬から3月上旬に開花します。

見ごろ情報
2月中旬から3月上旬にかけてセツブンソウやフクジュソウ、ユキワリイチゲなどの早春の花がロックガーデン周辺で開花します。

広島市植物公園
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