編集部からのご回答

マンション管理

管理費の滞納について

管理費を滞納する組合員がいて困っています。督促しても支払われないため滞納がどんどん増えていくのですが、どのようにしたらよいでしょうか。

管理費の滞納は、多くの管理組合にとって、非常に大きな問題となっています。

管理費の滞納がまん延すると、マンションの維持管理や修繕のための支出ができなくなり、マンションの資産価値の下落にもつながりかねません。

管理費を支払う意思のない滞納者に支払いを促す方法として、管理組合より訴訟を提起することが考えられます。マンション標準管理規約によると滞納者への訴訟は理事会決議事項とされており(第60条第4項)、理事会の積極的な対応が求められます。

また、理事会が滞納者に対して訴訟を提起しないと、他の組合員より、不作為の責任を追及される恐れもあります。

組合員に対し、訴訟を提起することをちゅうちょされる方もいらっしゃるとは思いますが、マンションという共有財産を守るため、滞納者に対しては毅然とした態度をとるべきでしょう。

(2017年10月掲載)

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「監事」の仕事について

来期、管理組合の「監事」を務めることになりました。「監事」の仕事について教えてください。

マンション標準管理規約第41条では、「監事」の職務について次のとおり定められています。 

(1)監事は、管理組合の業務の執行及び財産の状況を監査し、その結果を総会に報告しなければならない。

(2)監事は、いつでも、理事及び職員(理事長が理事会の承認を得て採用した職員)に対して業務の報告を求め、又は業務及び財産の状況の調査をすることができる。

(3)監事は、管理組合の業務の執行及び財産の状況について不正があると認めるときは、臨時総会を招集することができる。

(4)監事は、理事会に出席し、必要があると認めるときは、意見を述べなければならない。

(5)監事は、理事が不正の行為をし、若しくは当該行為をするおそれがあると認めるとき、又は、法令、規約、使用細則等、総会の決議若しくは理事会の決議に違反する事実若しくは著しく不当な事実があると認めるときは、遅滞なく、その旨を理事会に報告しなければならない。

(6)監事は、前項に規定する場合において、必要があると認めるときは、理事長に対し、理事会の招集を請求することができる。

(7)前項の規定による請求があった日から5日以内に、その請求があった日から2週間以内の日を理事会の日とする理事会の招集の通知が発せられない場合は、その請求をした監事は、理事会を招集することができる。

つまり、管理組合の業務の執行や会計状況などを客観的・第三者的な立場から「監査」を行う役割を担っています。

(2017年3月掲載)

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修繕積立金の積立方式について

修繕積立金の積立方式について教えてください。

国土交通省より公表されている「マンションの修繕積立金に関するガイドライン」によると、修繕積立金の積立方法には、計画期間中均等に積み立てる「均等積立方式」と、当初の積立額を抑え段階的に値上げする「段階増額積立方式」があります。また、修繕時における一時金の徴収等を併用する場合もある、とされています。

併せて、同ガイドラインによると、新築マンションの場合は、購入者の当初の月額負担を軽減するため、「段階増額積立方式」を採用している場合がほとんどであるが、計画どおりに増額しようとしても、区分所有者間の合意形成ができず修繕積立金が不足する事例が生じており、将来にわたり安定的な修繕積立金の積み立てを確保する観点からは、「均等積立方式」が望ましいとされています。

なお、積立額を増額する以外で修繕積立金を確保する方法として、管理費の支出を削減し、削減分を修繕積立金として積み立てる方法もあります。具体的には、管理員・清掃員の勤務時間の短縮や設備点検および定期清掃の頻度の低減による費用の削減、照明器具のLED化や電子ブレーカーの導入による電気代の削減などが考えられます。

(2016年10月掲載)

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