「吹き付けアスベスト」はマンションにも使用されているのでしょうか。

Q: 古い建築物には「吹き付けアスベスト」が使用されており、注意が必要というニュースを耳にしたのですが、「吹き付けアスベスト」とはどのようなものなのですか。また、マンションにも使用されているのでしょうか。

A:

「吹き付けアスベスト」とは、アスベストとセメントを機械で吹き付ける製品で、主に鉄骨の柱や梁の耐火被覆として使用されてきました。「吹き付けアスベスト」(アスベスト含有率約60重量%)の使用は、1975年に公的に禁止されましたが、アスベスト含有率1〜30重量%のものは1980年まで禁止されず、使用が許可されていました。
近年におけるマンションの大半は鉄筋コンクリート造で、それ自体が耐火建築物となるため、「吹き付けアスベスト」は必要ありません。そのため、マンションにおける「吹き付けアスベスト」の使用は、鉄骨造のものについて施工されている可能性がありますが、分譲マンションでは例は少ないといえます。
なお、気流の流動性のない場所に封じ込められた状態で施工されているアスベストについては、(解体時はともかく、)現在のところ、実害はないとされています。築20年以上のマンションで、共用部分の天井などに綿状の吹付材の露出が確認できるようであれば施工会社などに使用の有無を問い合わせてみてはいかがでしょうか。

2005年10月掲載


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